鍼灸整骨院を開業しようと思い物件探し、築50年の物件に出会いました。開業費をなるべく抑えたく自身で店舗の内装をしようと考え実行しました。ド素人が内装したらこうなりました。
出会った築50年の店舗






所々劣化していましたが、築50年には見えない状態でした。蛍光灯のタイプは昭和の時代のレトロ感がとても良い雰囲気がでてました。
自信で内装はどこまで出来るか!
①天井のペンキ塗り、窓枠のペンキ塗り
②間仕切りの壁作り
③壁のクロス貼り
④床のタイルカーペット貼り
⑤巾木貼り
⑥トイレ、玄関のカーペット貼り
⑦トイレ磨き、シンク磨き、シール貼り
⑧カーテンレール取付
上記の項目で店舗の内装を開始しました。
YouTubeを見まくる
内装業はまったく縁がなく、ド素人なのでひたすらYouTubeを拝見し、やり方を叩き込みました。ひと昔では考えられないほどの情報量が多くしかも、動画で見られるので素人でもなんとか出来てしまう時代です。しかし・・・実際にやってみると思い通りにはいきません。
1.天井、窓枠のペンキ塗り


クモの巣や埃などを綺麗に取り払い、コンセントや照明に養生しペンキを塗っていきます。室内なので匂いのことを考え、水性のペンキを使用しました。


左の写真のような凸凹がある天井には、凹凸専用のローラーを使用すれば簡単に塗れます。
※凸凹専用でないローラーを使用したのですが押す力が必要になるので、少し値段が高くても専用のローラーを使用した方が良いです。
天井は黒ずみがあったためペンキを塗りました。ペンキは真っ白ではなく若干アイボリーが入っている白色にしました。壁紙を白色にしたので、真っ白にすれば良かったと後悔しました。
窓枠のペンキ塗り

日光に浴びてカサカサに!
カサカサになった木材をヤスリで研磨します。その後、木製専用のペンキで2度塗りし、仕上がます。
見事、木材が復活し綺麗に仕上げることが出来ました。
木材のペンキは思った以上に料金が高いです。


2.間仕切りの壁作り
YouTubeを拝見するとDIYでは2×4材を使用していることが多かったので、この方法で作成しました。ホームセンターで2×4を購入しました。この時に注意点があります。木材割れていたり、曲がっている木材が混入しているので1本1本確認して購入する必要があります。

空調が部屋に行き渡せるため、上部を開ける壁を作成します。そのため柱部分がむき出しになるので、見える部分だけ塗装しました。窓枠に塗った塗装を使用。
壁の作成前に簡単な図面を作り、木材をカットしていきます。私はノコギリを使用したのですが、微妙に寸法が狂うことがありました。出来れば電動ノコギリがあれば、正確、時短になるので便利です。
沢山、木材をカットしていくなかでコツを掴むことができました。ノコギリは力ではない!力を抜いて使用すると真直ぐ切れるようになりました。



柱を立てる時に2×4材専用のアジャスターを取り付け、垂直になるように立てます。この時に必要なのは赤外線墨出しレーザです。私は、この機械がないと真直ぐ立てることが出来ませんでした。また、90°に固定する器具があると効率があがります。
石膏ボード&パテ入れ

石膏ボードは薄めの物を使用しました。厚めの石膏ボードは重すぎたので辞めました。石膏ボードはカットもしやすく貼るのはズムーズに出来ました。
苦戦したのがパテ打ちです。動画で見る限りでは簡単そうに見えたのですが、平らにする微妙な加減が難しいです。厚みが出すぎてしまった部分はヤスリで平らにするのですが、厚く塗り過ぎてしまったのでヤスリの時間が多くなったことと、部屋中が削った粉が充満し大変でした。



ドアが2面なので、熱気・冷気が入ってくるので半分壁で埋めてしまいました。枠を埋めるだけなので、簡単にできました。
壁を作る前にドアに塗装し、綺麗に仕上げました。
2.壁のクロス貼り


クロス剥がし。
クロスを剥がす作業も大変で、スムーズに剥がれる物は良いのですが、チョビチョビしか剥がれないところは根気が必要です。また、エアコン設置痕部があったので、穴埋めが必要になりました。
クロス剥がし後のパテ塗り



クロス貼り作業
クロスは糊付の物をネット注文(30mmで約7,000円×4個)しました。白色だけではつまらないと思い、店舗カラーの緑色を待合室の壁を深緑にしました。最初は苦戦しましたが、張っていくにつれてなんとなくコツを掴み素人には上手く貼れたかと思います。




余ったクロスでカウンター、下駄箱のリメイク


余ったクロスでカウンターと下駄箱の表面を貼りリメイクしました。
待合室に緑色のものが増えて統一感がでて良くなると思います。
タイルカーペット、巾木貼り



本来ならタイルカーペットを貼ってから巾木を貼るのですが、初めは分からずに巾木を先に貼ってしまい失敗しました。
玄関、トイレ、洗面台のクッションフロア貼り
《トイレ》



トイレのクッションフロアーの張替え。新聞紙で便器の型取りし、クッションフロアを切ります。


トイレをヤスリで磨きました。思った以上にピカピカになるので、定期的に掃除しようと思いました。
《シンク》


水回りは、タイルカーペットではなくクッションフロアを貼りました。アルミの絨毯押さえを使用することで、境界線が綺麗になりました。


シンクが古く見た目が悪かったので、買い替えようと思いましたが、本革風のシールを貼ったら、まあまあ良くなりました。



シンクの鏡面磨き
3Mのヤスリ(3種類)とピカールを使用。YouTubeを見て行いましたが、大満足。また蛇口、流しの蓋を取り替えたら、ほぼ新品になりました。
《玄関》


玄関は土足になるので汚れが目立ちにくい黒色にしました。
後悔したことは、土足用のクッションフロアがあり、室内用より厚いく耐久性が用意のですが、ケチって室内用にしてしまいました。広いスペースではないので土足用にすれば良かったと思いました。

絨毯押さえの材質には、プラスチック、アルミ、ステンレス製があります。私は安く抑えようと思いプラスチック製を購入し使用しました。私の取り付け方も悪かったのか、プカプカ浮いてしまい、アルミ製に変更しました。結果的に安価に抑えようとしましたが、プラスチック製とアルミ製を購入したため高くついてしまいました。
カーテンレール、カーテンの取付
カーテンレールの取付の準備
カーテンレールを注文する前に事前準備が必要です。
①寸法:どの位の広さで使用するのか寸法を測る。
②天井の確認:天井の材質が石膏ボード、べニア板か確認。釣り棒の種類が変わります。
③ランナーの数:カーテンのフック数を事前に確認し、ランナーを注文する。




カーテン注文の注意点
上部が網目状のカーテンんを使用する場合は床から天井の高さを測り、網目の高さをきちんと計算する必要があります。ここをミスすると網目から中が見えてしまうということがあります。
完成写真





なんとか完成することができました。素人でもYouTubeで勉強しながらやることで形にすることができました。内装が終わってホットしましたが、本番は開院してからなので切り替えて頑張ります。
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