整骨院、共同経営体験談

共同経営を考えているが周りに反対されたり、本当に上手くいのか不安に思うことが多いと思います。私が実際に整骨院の共同経営をやってみてどう感じたか、お伝えします。共同経営を考えている人は是非、参考にして下さい。

共同経営をは楽しそう!

共同経営を考える時は友達と楽しく仕事ができて、お金を稼げるなんてワクワクしますよね。しかし多くの方がやってみたいけど、いつかトラブルで友達の縁が切れるからやらないほうが良いという意見が多いとおもいます。

共同経営のメリットとデメリットメリット

《メリット》

  • 開業資金の負担が分散する。開業時にお金がかかるので多くの方が借金をして始めますが、共同のは借金しなくても始まられます。(私の場合は300万円を用意するように決めました)
  • 腹を割って相談できるので、心が安定する。
  • 開業する前の準備が凄く楽しい。(お互いに夢を語れる。そして共感できる)
  • 仕事の作業がはかどる。1人より2人ほうが作業効率がはるかに上がる。(整骨院の場合では患者の診る人数が増やせる。つまり売り上げも上がる。)
  • スタッフを雇っても、自分と同じモチベーションで働いてくれるとは限らないので、共同だと同じモチベーションで働ける。

《デメリット》

  • 個人事業主で始める場合、給与を完全に折半できない。
  • 価値観や方向性が変わって意見が分かれる。
  • 売上が上がらい時に相手のせいにしてしまう。
  • 仕事量が均一に出来ないので、少しずつ不満が溜まる。

ほとんどがお金の問題、価値観のズレでダメになってしまうケースが多いようです。

共同経営の私の見解

共同経営を始める前にデメリットは分かっていたので、共同経営の期間を決めて開業することでした。私が共同経営をする目的が開業資金が折半できることで借金しなくて済むことでした。もし失敗しても致命傷を負わずに済みますし、成功したら数年後に独立すれば良いという考えでした。
なので共同の期間を決めているので多少の価値観が変わっても問題ありませんでした。残るのはお金の問題です。給与の折半が難しいのである程度の差はしょうがないと割り切ることです。ここが出来ないと金銭トラブルがおこります。お金の欲は凄まじいものがありますので、自身のコントロールが必要です。
これらが解決すれば、共同経営はメリットしかありません。なので共同で行う前に、経営が失敗すれば店が閉めるしかありませんが、成功した時にどのようにするか(できれば税理士を交えて)話しておくと良いです。お互いの価値観は必ず変わってくるので、ミーティングで意見交換が必要です。以外に2人で仕事をやっていると会話が減ってきます。お笑い芸人のコンビの気持ちが分かります(笑)

整骨院共同経営を実際にしてみて

だれが院長になる問題

まずここでどっちが肩書が上か下かの問題が発生します。ここで確認するのは共同経営の目的を考えることです。人は肩書を気にする人が凄く多いですが、共同経営の場合は目的に対してどちらが院長になったほうが良いか、しっかり話し合う必要があります。 また患者さんに共同経営であることを伝える必要もないと思います。

運が良く順調な経営へ

比較的、田舎で開院したのでライバル院が無く、初月から黒字にすることができました。整骨院では1人でやるよりは複数スタッフがいた方が患者さんは安心して入りやすいメリットもあります。
私の場合は運がよく売上が順調に伸びましたので、雇われている時よりも給与も多くなり開業して良かったと心から感じました。

税金対策

売りが順調に上がっていったので、それなりの給与がもらえるようになりました。ただ、税金のことが無知だったので対策できずに多くの税金を支払うことになりました。
共同経営でしたが形的には雇われていて利益を折半にして給与として頂いてました。ここが問題点で雇われていると経費として使用できるのが限られるので多くの税金を納めなくてはいけません。私が後悔しているのは雇われという形ではなく、フリーランス(業務委託)で行えば良かったという点です。

  • 自宅の家賃を事務所扱いで案分できる。
  • 車も経費にでいる。
  • iDeCoの掛け金も多くできる。

その他に経費にできるものが多くあるので、節税できるメリットが多いです。数年間分の節税と考えると金額はかなり多くなります。

価値観の変化

売上がある程度伸びて経営が安定してくると、考えかたが変わってきます。このままの状態をキープしながら安定的に経営をしていく。一方はもっと売利上げ伸ばすために色んな事にチャレンジし業務拡大していく。この2方向に変わってきます。開業する前は漠然と売上を伸ばすことだけを考えていましたが、経営が上手く行った後のステージことも開業前に話合うことをお勧めします。

去り際

共同経営でもちろん上手くやっている方もいますが、残念ながら喧嘩別れをする方もいます。そうならないように、私は数年で退く事を開業前に伝えてました。売上が上がるほど辞めるのが惜しくなりましたが(笑)、退職金をいただき退きました。お金は大事ですが、執着しすぎると自分を失ってしまう気がします。

まとめ

私が実際にやってみて共同経営はとても良いと思います。一人では不安で開業を出来ない人にはお勧めです。仮に失敗したとしても、もう一度挑戦することができますし、上手くいけば、自信となり一人で開業できるようになります。
開業前に出来るだけデメリットを潰していき、メリットを最大限に生かすことが共同経営を上手くできるコツだと思います。

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この記事を書いた人

資格:柔道整復師、鍼灸師
経歴:整形外科勤務、鍼灸整骨院勤務、整骨院共同経営、鍼灸整骨院開業

健康のことや何気ない日常をブログでお伝えします。

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