接骨院・整骨院、開業時のレセコン選び

整骨院、接骨院を開院する際にレセコン会社と契約しますが、ほとんどの方が以前勤務していた整骨院が使用していたレセコン会社や知り合いに紹介された会社と契約すると思います。
契約する前に本当にその会社が自分にあったレセコン会社なのか、このブログを読んでいま一度考えるきっかけになれれば嬉しいです。

保険請求の仕方2パターン

①個人請求(各保険組合に直接レセプトを送る)

《メリット》

  • レセプトの事務手数料がかからない。
  • 月会費がかからない。(レセコンのレンタル費のみ2,310~5,000円)

《デメリット》

  • 各健康保険にレセプトを送る作業に手間がかかる。
  • 入金管理が大変。(各保険会社からバラバラの日に入金されるので管理するのが大変)
  • 保険料の振込が3~4ヶ月後に入金される。

委託請求(接骨師会、レセコン会社にレセプトを送る)

《メリット》

  • レセプトのチェックをしてくれるので保険会社からの返戻が少なくなる。
  • レセプトの送り先が1か所なので手間がかからない。
  • 早期支払い制度がある。
  • 入金管理が一括なので管理しやすい。

《デメリット》

  • 事務手数料が1.5~3%取られる。(保険請求額に対して1.5~3%の手数料)
  • 月会費が8,000~15,000円かかる。
  • 返戻のレセプトがあるとさらに事務手数料がかかる。(返戻のレセプトを再提出でも事務手数料がかかる)

接骨師会、レセコン会社選び

レセコンを契約するのに2パターンあります。

  1. 接骨師会には入らずにレセコン会社と契約。
  2. 接骨師会に入会して、そこの会のレセコンを使用する。

【接骨師会のメリット】

  • 立替え払い方式で早期入金してくれる
  • 賠償責任などのトラブルに応じてくれる
  • 入金管理の手間が省ける
  • 法律、行政関係通達等の相談に応じてくれる
  • 勉強会などのセミナーを主催している

※接骨師会に加入するとレセコン費は無料が多が、月会費や事務手数料が高い。

【接骨師会のデメリット】

  • 入会金、月会費、活動費など費用がかかる。(個人的には最大のデメリットと感じています)
  • 総会の出席がしなくてはならない。(会によって異なる)

料金の比較

接骨師会   レセコン会社A レセコンB社 レセコンC社
(個人請求)
  
最安値
(NOAH)個人請求
初期費用  55,000円 200,000円 無料 100,000円 44,000円
月会費 9,000円 15,000円 15,000円 無料 無料
レセコン費用 無料 無料 無料 5,500円 2,310円
事務手数料 1.5~3% 1.5~3% 1.5~3% なしなし
早期日払い 3~5% 3~5% 3~5% なしなし
活動費 3,000円 なしなしなしなし

どこの会社もレセコンの機能は大差がありませんが、開業前の支援や問題が起こった時に解決策を教えてくれるなどの違いがあります。費用を抑えるか安心をとるかという選択だど私は思います。

まとめ

レセコン選びは紹介されたからその会社と契約するのではなく、自分に合った会社を選ぶようにして下さい。また料金も接骨師会、レセコン会社によって大きくことなるのでご自身で調べてメリット、デメリットを把握して契約しましょう。
無知は損をします。損しないようにリテラシーを高めていきましょう。

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この記事を書いた人

資格:柔道整復師、鍼灸師
経歴:整形外科勤務、鍼灸整骨院勤務、整骨院共同経営、鍼灸整骨院開業

健康のことや何気ない日常をブログでお伝えします。

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