めまいの原因はいくつかあります。脳からのめまい、耳管からのめまい、内科的疾患からのめまい、肩こりからのめまいなどがあります。めまいを感じたらまず、脳外科、耳鼻科、内科に受診し検査することが重要です。検査で問題がなければ肩こり、首こりから誘発するめまいと診断されます。この順番を間違えてしまうと症状を長引かす恐れがありますので注意しましょう。
ここでは肩こり、首こりから誘発するめまいについて解説します。
肩こりからのめまいは基本的にふわふわしためまい(動揺性)の方が多いです。その原因として3つ挙げられます。
筋緊張
不良の姿勢、ストレスにより首肩まわりの筋肉が緊張してくると、神経が過敏となり刺激が加わると反射的にさらに筋緊張となり血流障害が起こります。さらに頭部の筋肉の緊張していき頭を締め付けられるような頭重感、頭痛(緊張性)も誘発することもあります。こんなときにふわふわしためまい、吐き気の症状が発症します。
交感神経の興奮
頚椎、胸椎の周囲には自律神経の交感神経が分布しています。首、肩周囲の筋緊張により交感神経の興奮が過剰になり自律神経のバランスが乱れてめまいが誘発するとも言われています。
血流障害
首にある動脈(椎骨動脈)が圧迫や刺激が加わり血管が収縮した際、脳に供給する血液が減少することでめまいが誘発されることがあります。
鍼治療&手技療法
肩こりからのめまいは筋緊張によるものなので、筋緊張を改善すれば症状は落ち着きます。

上図の筋肉を鍼で刺鍼し、電気刺激を加え筋緊張の緩和をおこないます。その結果、血流が改善されめまいの症状が改善されます。緊張性頭痛でもこの治療で症状が改善されます。
ただし、筋緊張の原因は不良の姿勢やストレスで交感神経が興奮している時間が長いと再発しますので、原因となるものを改善することが重要です。
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